2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

余生

自分が流してきた血の痕を美しいと思ってしまった。 もう流せる血も残っていないのに、ナイフは刺さったままだ。 ずっと痛い。いつまで続くんだろう。愚問だ。抜かない限り死ぬまでだ。 ナイフを抜いて、傷口をえぐる茨の道をも進めば、また血を流せるだろう…

幻肢痛

これは僕の被害妄想なんだろうか。 結局、そこに確かにあるのだと思っていた熱源は、 まるで最初からなかったかのように、 無価値な空気に戻っていた。 たとえ幽かで不安定な揺らぎでも、 手繰り寄せれば消えない炎になると思っていたけれど、 甘かった。 き…

インジェクション

傷ついて大きく空いたあなたの胸に 僕の思惑を流し込みたいだけなのです。

輪廻

変化を望まないことがどんなに愚かなのかよくわかったんだ、 ってあの頃の僕に教えてあげたい。

ばいばい。

ずーっと放置してた場所を片付けて、また少し何か書いてみます。 昔書いたものはひたすら恥ずかしいばかりなので別の場所に引越ししました。ごめん。 わすれてなんかいないよ。それじゃあね。

彼岸

物語を読んでいても、 そのすべてが終わった後のことばかりを考える。 いつか必ず途切れるページの、向こう側。 幸せも哀しみも、もう書かれて綴じられた本の中にしかない。 あれは幸せだったのだと、 これは哀しみだったのだと、 そう知ることができるのは…

仰ぐ

なんにもなれない翼でも 飛べるだけマシじゃないか。

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下り坂。とてもゆるやかな。 それでも確実に、気がつけば小さな段差を落ちていて、あの日わずかに見えた景色がもう見えない。 時の流れはそんなもの。 きっと少しずつ進んではいて、気がつけば背が伸びていたあの頃のように、目指した高さに近づいてはいて。…