2017-10-29 余生 自分が流してきた血の痕を美しいと思ってしまった。 もう流せる血も残っていないのに、ナイフは刺さったままだ。 ずっと痛い。いつまで続くんだろう。愚問だ。抜かない限り死ぬまでだ。 ナイフを抜いて、傷口をえぐる茨の道をも進めば、また血を流せるだろうか。 ちゃんと、花が咲くのだろうか。