インジェクション
傷ついて大きく空いたあなたの胸に
僕の思惑を流し込みたいだけなのです。
僕の思惑を流し込みたいだけなのです。
輪廻
変化を望まないことがどんなに愚かなのかよくわかったんだ、
ってあの頃の僕に教えてあげたい。
ってあの頃の僕に教えてあげたい。
ばいばい。
ずーっと放置してた場所を片付けて、また少し何か書いてみます。
昔書いたものはひたすら恥ずかしいばかりなので別の場所に引越ししました。ごめん。
昔書いたものはひたすら恥ずかしいばかりなので別の場所に引越ししました。ごめん。
わすれてなんかいないよ。それじゃあね。
彼岸
物語を読んでいても、
そのすべてが終わった後のことばかりを考える。
いつか必ず途切れるページの、向こう側。
そのすべてが終わった後のことばかりを考える。
いつか必ず途切れるページの、向こう側。
幸せも哀しみも、もう書かれて綴じられた本の中にしかない。
あれは幸せだったのだと、
これは哀しみだったのだと、
そう知ることができるのは、
全部終わったあとだけなんだと、
僕はきみから教わったんだよ。
ああ、昨日の月はきれいだったなあ。
仰ぐ
なんにもなれない翼でも
飛べるだけマシじゃないか。
飛べるだけマシじゃないか。
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下り坂。とてもゆるやかな。
それでも確実に、気がつけば小さな段差を落ちていて、あの日わずかに見えた景色がもう見えない。
時の流れはそんなもの。
きっと少しずつ進んではいて、気がつけば背が伸びていたあの頃のように、目指した高さに近づいてはいて。
だけど、残酷なほど透明な、無意味に過ぎる一日の長さに、
短さに、
この歩幅が勝てたためしがあっただろうか。
それでも確実に、気がつけば小さな段差を落ちていて、あの日わずかに見えた景色がもう見えない。
時の流れはそんなもの。
きっと少しずつ進んではいて、気がつけば背が伸びていたあの頃のように、目指した高さに近づいてはいて。
だけど、残酷なほど透明な、無意味に過ぎる一日の長さに、
短さに、
この歩幅が勝てたためしがあっただろうか。
時の流れはそんなもの。